

レディース白いスビンコットンのラウンドカラ―シャツ
ここ数年レディースシャツを縫製する機会も増えましたが、HITOYOSHIではまだほとんどがメンズシャツの縫製の割合が高いです。メンズ仕立ての得意な工程を踏んで、シンプルに着心地を喜んで頂けるようなこだわりの女性用のシャツを作ることを心掛けています。
衿まわりが重要とされるメンズシャツで今まで培ってきたノウハウをそのまま活用しています。
ネクタイをつけないレディースのシャツでも、メンズの立ち衿の縫製方法には利点があると思います。
衿元に立体感を持たせる縫製と型紙で第一釦を外しても、衿元が開き過ぎずに自然に首に沿うように洗練された雰囲気に仕上がります。
レディースのラウンドカラーシャツは思い切って大きく円を描くように小ぶりで丸い衿先になるようにデザインしました。
白いシャツを創るプロジェクトの中で、着れば着るほどに愛着の持てるシャツを創る旅に出ました。
生地はとても重要な要素です。洗って雰囲気が良くなる生地、たくさん見てきた生地の中から一つのヒントを見つけました。
-スビンコットン-
スビンとはVINCENT種(シーアイランドコットン)とインドに古くからあるSUJATA種を交配させた世界でもトップクラスの綿花。それぞれのアルファベットを取ってSUVINと銘々されたコットンです。繊維は極めて細く、風合いはしなやかで、繊維長も長いため細く強い糸を作ることができることが特徴です。
そのスビン糸を使用して
経2本*緯2本の引き揃えオックスの組織で織り上げました。繊維長の最上位グループに属する「スビン」が持つ微細な肌触りが、この組織のハリ、きしみをあえて打ち消し、特徴ある柔らかな風合いに仕上がります。繊細なロイヤルオックスですが、きめ細やかな糸の影響で一見するとブロードに見える、綺麗な着こなしのシーンでもカジュアルスタイルでも適応できる生地が出来上がりました。
生機の生産は静岡県の浜松でレピア織機を用いゆっくりと織り上げ、最終の加工を滋賀県の近江で仕上げています。
白の表現は産地によって特徴が出やすいものになります。より良い水質の近江の加工所では白の「白度」がとてもきれいで際立ちます。
※右上がレピア織機、レピアで織り上げています。
※赤見のある白、青みを帯びた白、白にはいろんな表情が有ります。
場所によって水質は変わり、白の表現が異なってきます。
今回の素材はより白く、スノーホワイトの蛍光晒し特徴の近江で最終加工を施して頂きました。
近江は昔より麻の産地としても知られ琵琶湖の水を利用した染色や整理加工所も多く麻の染色で培った白度にこだわったモノづくりが今も根付いています。
着れば着るほどに、柔らかな肌触りが持続する。洗えば洗うほどふくらみが出て柔らかな風合いの出る素材が出来上がりました。そんな生地でラウンドカラーのレディースシャツを作りました。縫い目は細かく、可能な限り肌にあたる部分が平らになるように工夫しました。素材は綿100%です。
※身長160CMでサイズ36(Sサイズに相当)を着用しております
※身長168CMでサイズ38(Mサイズに相当)を着用
着用動画はこちらから↓
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レディース白いスビンコットンのラウンドカラーシャツ
¥10,450 (税込)