シャツ地の形態安定化加工も環境配慮型重視へ

おそらく、シャツの洗濯後のケアで一番面倒だと思われていることは
いまも昔もアイロンがけではないでしょうか？
しかしながら近年、シャツの形態安定性を向上させる加工も進化しまた最近では洗濯ジワを
軽減する柔軟剤なども手伝いケアのしやすさは格段に向上したと言っても過言ではありません。

形態安定性を向上させる加工には、大きくプレキュア加工とポストキュア加工に大別され
簡単に言うと前者は生地に樹脂を塗布したもの、後者は樹脂加工を塗布した生地を縫製後に
加熱処理したものでどちらにも良し悪しがありますが別の機会にでも述べることとして
ここでは割愛させていただきます。

そんなこんなで今やケアがしやすいシャツであるというのは、購入選択時において大きな比重を
占めそれを供給する生地は中国が圧倒的に群を抜いている中で、顧客の要望やマーケットの変化に応えるべく欧州紡績各社も追いつけ追い越せと開発を進めALBINIグループは環境配慮型でもあるエコノーアイロンの先駆けともいえるホルマリンを使わず形態安定性を維持できる加工を確立し発売した生地がこのJOURNEYと呼ばれる生地なのです。

今回このJOURNYを使ったシャツを創る際に、
生地ブランド名でもあるTHOMAS  MASONの発祥地、英国のシャツが持つ堅実さをイメージしつつ商品化を目指しました。
英国のシャツに多く見られる背ヨークを分割したスプリットバックヨーク。
3.2㎝巾の表前立に、11.5㎜の白蝶貝ボタンはクロス掛けしています。
ジェントルマン仕様ですので、カフス口にはギャザーを
カフス形状は、カットオフと呼ばれる角を落とした形状にして
もちろんポケットはついていません。

また本来英国のシャツは着丈が長いのも特徴のひとつですが今回はコンテンポラリーでやや
短めにしてあります。
 

最後にTHOMAS MASON JOURNEY シリーズは、アイロン掛けがしやすく適度なハリもあり
着用時のシワも軽減。シャツのリフレッシュ感が続く高い透湿性、柔軟性と適度な光沢を
あわせもった素材で創ったシャツに一度袖を通してみてはいかがでしょうか？

ワイドスプレッド　8型
1ネック1サイズ（38-82/39-84/40-84/41-86/42-86/43-86）
￥16,000（税込￥17,600）