365 白いルーズフィットのストレッチボタンダウンシャツ
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4003-010-B09  365白いルーズフィットのストレッチボタンダウン

 

クラフト技術を詰め込んで作ったアクティブなシャツ

HITOYOSHIでは上質な綿素材をメインにビジネスユース(ドレスシャツ)のシャツ作りをしています。

ドレスシャツを縫製する上で重要なポイントは襟の見え方、細やかな縫製、立体的な縫製等、多くのノウハウが必要になります。今回のプロジェクトではこれまでの「HITOYOSHI」のこだわりを活かして、アクティブでデイリーに使えるシャツを作ることです。考えるにあたりスポーティーな素材選び・型紙の作図・デザインの構築等に多くの時間を掛けました。ビジネスユースだけではなく、動きの有るライフスタイルに提案したいシャツになります。

 

  • 重量約200gの軽量化により着心地の良さを追求

生地の織り方や目付(織物や編地の単位あたりの重量)にもよりますが、

当社比で一般的なシャツの重さは約240gになります。

今回使用している生地は平織のタフタ素材で65デニールのポリエステルの糸を使用しているため、綿の平織や天然繊維の同等の厚みのものと比較すると軽い素材になります。フラップポケット付で約200gのシャツになります。

 

2、ストレッチ性があり、アクティブな動作に対応

アクティブをテーマに自転車に乗るシーンも想定しながら選定した生地になります。普段シャツを着ない人のためにお勧めできるように着心地と機能性(ストレッチ)を重視しました。経糸(タテイト)に特殊な加工を施したフィラメント糸を、緯糸(ヨコイト)にストレッチ性のある糸を使用した伸縮性に優れた素材になります。

 

3、繰り返し使え洗濯後のシワが気にならない

10回洗濯後の写真です。↑

ポリエステル糸の特性でシワが残りにくく軽い素材になります。

生地加工で表面に細やかなシボがあり、軽い質感の表面になります。

洗濯後も軽くはたいて干すことで大きなシワは無くなります。

 

4、撥水性が有り、汚れが付きにくい

汚れが付きにくくなるように生地の表面に特殊な撥水加工が施されております。

撥水性のみを高めてしまうと肝心な着心地や柔らかさが失われてしまいます。

そこでヴィンテージ加工を加えて生地の膨らみと独特な表面感を出して、天然繊維のようなタッチを表現しています。

 

5、日本製生地

HITOYOSHIでは上質な綿素材をメインに使用してシャツ作りをしています。

天然素材の良さも大切に表現したい当社ですが、今回のアクティブなシャツを考えるにあたりスポーティーな素材選びに多くの時間を掛けました。機能性もさることながら、素材の風合いを重視した生地選びになりました。

たくさん試作を重ねて福井県で生産された生地を使用しております。ポリエステル100%のタフタ素材です。

 

6、日本縫製

「HITOYOSHI」シャツのこだわり 

冒頭で記述させて頂いたように、HITOYOSHIではビジネスユース(ドレスシャツ)のシャツをメインに生産しています。

ドレスシャツを縫製する上で多くのノウハウが必要になります。

 

 

細部まで追求したクラフトワーク

 

 

 

 

●ボタンダウン

定番中の定番の襟型ですが、HITOYOSHIではこだわりの強いアイテムになります。

こだわりポイントは衿に適度なロール感を持たすために、1枚1枚、釦位置決定用の型を作って釦位置を調整します。左右のボタン位置を同じにしてしまうと、着用したときに左右の襟先が平行に見えません。これは台衿の重なり分(厚み約1~2ミリ)が影響しています。その為、右のボタン位置と左のボタン位置の高さを1mm単位で差をつけてバランスをとっています。そうすることで着用時に自然が襟の見え方になります。ボタンダウンは作り手の思いを強く反映するシャツになります。

 

●襟の立体感

衿元に立体感を持たせる型紙と縫製で第一釦を外しても衿元が開き過ぎず自然に首に沿うように洗練された雰囲気を目指しました。トップボタンを閉じたときに首周りの吸い付きが格段に上がり、ボタンを外したときにも襟元が美しく立ち上がりますし襟開きも少なくなります。
 

●ミシンのステッチ(運針幅)の細かさ

ステッチ(運針幅)は、シャツの印象を左右します。ステッチが細かいほどシャツがやわらかくエレガントに見えます。一般的なワイシャツは3cm間に16〜18針ですが、このアクティヴシャツは21〜24針に設定されています。この細かなステッチによって、シャツ全体が洗練された雰囲気に仕上がります。 

 

●肌にあたる内側の始末

可能な限り肌にあたる部分が平らになるように折り伏せ縫いを採用しています。縫製と着心地のバランスを取った設計になっています。裏の縫い代が肌にあたってゴロつくことがなく、着心地もよくなります。

 

  

シャツの内側から見た、手口三巻始末の写真です。↑

シャツにおける袖の手口はある程度の強度が必要になります。袖まくりしやすいように手口のあきを補強するためにケンボロと呼ばれるパーツが付いています。ケンボロの作り方にはいくつか方法があるのですが、可能な限り肌にあたる部分をフラットにする為、「下手口三巻流し込み」という方法を採用しています。縫製の難易度も時間も掛る方法になりますが、表から見えない部分にもこだわりを加えて着心地を追及しました。

 

●袖先に行くにつれ細くなるカフス

人間の腕は手首に向かって細くなっています。カフスの型紙を円すい形にして表と裏の生地の大きさを変えることにより、立体感を持たせ動きに対応できる程度に手首に馴染むように仕上げています。

 

●左胸のフラップ付ポケット

シルエットに合わせてポケットの大きさと位置を決定しました。

ポケットをフラップ付にすることで機能性を持たせました。

 

●ゆったりとしたシルエット

フィットを決定するにあたり、試作を重ねました。同じサイズ、同じ衿型で4枚のシャツを作りました。

おのおの変えている点は 脇線 になります。胸囲、ウエストの寸法は同じで、

「前身頃」 と 「後身頃」 の分量を少しずつ変えて脇線を移動させました。見た目ではほとんど影響がありませんが着た感じでは明確な違いがあります。数字で見ると僅かなものですが、立体性とある程度の平面性をバランス良く設計しています。試作を重ねてようやく脇線が決定しました。動きを意識して作図したゆったりしたシルエットになります。

 

●強度を持たせる為の裾のガゼット(マチ)

裾のサイドのマチ付をガゼットと呼びます。生地が裂けないように補強の為にパーツになります。

このガゼットを付ける為には通常の工程と異なり、約5工程の作業が追加になります。

ガゼットの種類はいくつかあるのですが、採用されたガゼットを付ける為には縫製の順番が変わるなど、通常より多くの時間を費やします。このシャツには補強という機能性とデザインポイントの一つとしても取り入れています。

 

●前立てに数字の6をモチーフにした刺繍

ブランド名である「H6」の6をモチーフに隠れるように刺繍をいれております。

前立ての一番下のボタンの横に配置しています。

 

ボタンについて

このシャツには天然の貝釦を使用しています。

原貝から形をくりぬき、成形、加工とたくさんの工程が有ります。

天然貝釦の加工は宝石の真珠と同様の加工方法を施しています。

服飾用釦に使用される貝にはいくつか種類がありますが、その中でも輝きの美しい白蝶釦を使用しています。

釦の工場では貝の研磨でカルシウムの粉が飛散してあたり真っ白の空間になります。

貝から出たこの粉は畑の肥料として使用されており、近隣の農家の皆様に重宝されているようです。

 

●背中のループ付ボックスプリーツ

センターボックスプリーツを採用しています。シンプルで動きやすくストレスを感じにくい背中のボックスプリーツは、ごくごくベーシックな仕様ですがこれこそボタンダウンシャツの伝統的なスタイルになります。 プリーツの上にロッカーループが付いています。

ロッカーのフックに手軽にひっかける事が出来るというアイビー時代のボタンダウン愛好家に愛されたディティールになります。

 

●衿のリフレクターテープ

後ろから見える衿の中央に365のリフレクターテープを使用しています。

夜間ドライバーに存在を知らせることが、事故を防ぐ何よりの対策になります。

アクティブをテーマに自転車に乗るシーンも想定したシャツになっています。

ロゴのデザインは未来の乗り物をイメージしています。

HITOYOSHIが得意とするオーセンティックなシャツをあえて抑えつつ、多様性にチャレンジします。デザインとしての多様性、素材のバリエーションとしての多様性、日常の着回しとしての多様性、これらのキーワードを「365」シリーズとして展開しています。

※身長175CM サイズ(46/M)を着用

 

 

※身長175CMサイズ(46/M)を着用

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4003-010-B09

365 白いルーズフィットのストレッチボタンダウンシャツ

¥13,200 (税込)

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